キャパシティという言葉を知ったのは、
実は私が20歳ぐらいのときです。
キャパシティとは次の意味を持ちます。
キャパシティ (capacity) は、保持、受け入れ、または取り込む能力を言う。体積の概念に類似する。人の能力的な許容範囲を示す場合など、日本語でさまざまな場面で使用される
引用:Wikipedia
今回、私的には その人の器の大きさ という意味で考えています。
器の大きさを広げる か 器を使うか ということについて個人的な考えを語ります。
器は大きいほうがいい
当たり前ですが、器は大きいほうがいいと思います。
私的に器の大きい人とは、
咄嗟の瞬間に相手を思いやれる人・決断を下せる人 だと考えます。
咄嗟というのがポイントで、
自分の予想外の出来事に出会ったときが、その人の本質が出る時です。
私なんかは予想外の出来事に出会ったとき、
嫌な表情が顔に出たり、困って決断を下せなかったり、
と、まだまだ器が小さいですね。
器の大きさは、経験力と思考力によって大きくなるのではないかと思います。
ただ、器の大きくする生き方 と、 器を使う生き方 は違うと思っています。
キャパシティを大きくする生き方
キャパシティを大きくするには、経験・思考をたくさん行う必要があります。
それと同時に素直さが何より大切です。
自分では理解できない思考の人 や 嫌いな人
も一度受け入れて理解する素直さが必要です。
素直さがたくさんの経験と思考をもたらします。
私も今、若いうちに器を広げなくては、将来生きていけない(と思っている)ので
素直に受け入れる気持ちを大切に持っています。
むしろ、受け入れるだけに集中していた時期もあります。
でも、受け入れるだけって、自分の表現を一切できないので、
とても苦しいんです。
100% キャパシティを広げるだけの生き方は
まず無理ですね。
キャパシティを使う生き方
一方でキャパシティを使う生き方とは、
自分の今までの経験や思考を使って、相手を巻き込み、幸せにする生き方です。
素直さよりも、はっきり自分の意見を述べて、自分を主張することが大切になります。
これが出来れば、ビジネスに応用して
相手に良い変化をもたらし、その対価にお金をもらう。という流れが作れます。
キャパシティを使うということは相手を幸せにする生き方だと思っています。
ただ、キャパシティが小さい人が
キャパシティを使った生き方をした場合、
相手を幸せにできない可能性があるどころか、
相手を不幸せにする場合があります。
キャパシティが大きい人が、キャパシティを使う生き方をする のが理想です。
キャパシティを広げる と キャパシティを使う の比率は?
年齢・経験値・精神の成熟で理想の比率は変わります。
20代なら 広げる7:使う3 ぐらいの素直さが必要でしょう。
20代でも仕事が営業で自分のアピールが必要なら
広げる6:使う4 でもいいかもしれません。
30代なら後輩や部下が増えると思うので
広げる6:使う4 ぐらいの生き方が必要でしょう。
40代以降なら 5:5 となる。
要は、歳とって経験が増えてきたら キャパシティを使う生き方にシフトして
もらう側 から 与える側 に移行していかなければならないんです。
この 広げる と 使う のバランス感覚が大切です。
自分の立場・能力に応じて変えていかないと、
素直 が 優柔不断 に
自分を主張して幸せにする が 自己中心的 に
捉えられてしまいます。
ちなみに私の話になりますが、
入社2年目、25歳で祖父の株式会社を継ぎました。
若くて経験がまだない。
だから相手から素直に吸収しようと心がけなくてはいけませんが、
立場上、社長なので自己主張していかなくてはならない。
この年齢に対する立場の異常性が、かなり私を苦しめています。
じっくり自分を磨きたいのに、
周りにあこがれる先輩・上司も作れないでいます。
いや、本当に苦しい。
若いうちからキャパシティ以上の立場にすぐにならないことをおススメします(笑)
いつか解決策がわかったら報告したいです。