草野球運営において、赤字運営って苦しくないですか??
赤字の分って、運営者個人が負担するんですかね?
運営で頑張っているのに、お金を出す って辛すぎません!?
私は現在、草野球チームの運営をしています。
もともとは他の方が運営していたのですが、紆余曲折あり、
当時入部2年目の私が運営を引き継ぐことになりました。
現在、わがチームは超黒字運営です。
その内容と意識していることを紹介します。
必要なお金
黒字にするには、まず出ていくお金を把握しなくてはいけません。
1試合行うのに
グランド代 2600円
ナイター照明費 10600円(たけぇぇ~)
審判派遣代 7000円
合計¥20,200
これを相手チームと折半するので、
1チーム¥10,100 が必要になります。
他に必要なものは 新球ボール
1ダース12球 6000円 ほどで買えます。(定価はもう少し高いです)
1試合につき2球提出するので、
6試合で6000円、1試合1000円という事ですね。
(初めて買う場合、間違ったものを買わないように気を付けてください。
公式ルールのボールはナガセケンコー社のM号球ですよ!)
つまり、1試合で11,100円 が赤字か黒字かの境目(損益分岐点) という事になります。
入ってくるお金
入ってくるお金はメンバーからの集金のみです。
運営によって3つの集金スタイルがあるようです。
①年間一括徴収型
年間のかかる費用をあらかじめ算出しておいて、
必要費用の1人あたりの金額を年の初めに、一括で徴収するというスタイルです。
正直言って、一年間分の費用を先に全額預かるなんて嫌ですし、
必要費用の変動にいちいち対応するのも面倒なので、私は却下ですね。
②当日完結型の徴収
1試合でいくらかかった というのを計算して、
参加したメンバーの人数で割った金額を徴収する というものです。
もし、うちのチームでやるなら、
1試合に11,100円かかります。
参加者9人→1233.3333...円
参加者10人→1110円
参加者8人→1387.5円 (助っ人の人からは集金しないのが草野球の常識です)
毎回計算して、小銭集めて、細かいの無い!という人を対応して... うん、私には無理です。
③1試合一律徴収
1試合の参加料をあらかじめ決めておく方法です。
うちのチームはこの方法を採用しています。
1試合参加料は1500円 としています。
1試合にかかる費用が 11100円です。
参加者9人→13500円 (2400円黒字)
参加者10人→15000円(3900円黒字)
このように参加者が増えるほど、黒字になる仕組みになっています。
この方法を採用することで、
集金の際、1000円札と500円玉を用意しておけば、釣銭問題も解決ですし、
助っ人に頼らない運営を心がけることが出来ます。
当日完結型より1人あたりの金額が高くなるといっても、その差は200~300円です。
ただし、参加人数が多くてもメンバーが支払う金額は変わらないので、
9人以上の場合、いかにメンバーに楽しんでもらう雰囲気にするか、が重要になります。
年会費も徴収してます。
うちのチームの場合、1試合一律1500円 の他に、
シーズン初参加のメンバーには 年会費も貰っています。
年会費は3000円です。
新規参加者の場合、1試合一律の1500円は普通に貰って、
年会費はチームに入るならその日に貰います。
(助っ人はお金をもらいませんが、新規参加者は自分の意志で野球をしに来ているのでしっかり貰います)
2回目の参加は必ずチームに入会、年会費をいただくことが条件です。
シーズン中、忙しくて1度も参加できないメンバーは年会費はいただいていません。
つまり、活動してくれるメンバーが多いと年会費も多く集まることになります。
年会費はまとまったお金になるので、
グランド費一時立て替え、ボールの事前購入などに使います。
黒字にしてどうするのか?
もちろん自分の利益のために黒字を目指しているわけではありません。
私が黒字を目指す理由は
「憧れられるような、より良いチームを作るため」です。
泥臭く、汚い道具でたまーに野球をやるのも良いですが、
やっぱり、カッコいい道具で定期的に試合をするチーム の方がいいじゃないですか。
そのためにはメンバーにも少しずつお金の面も協力してもらって、
資金を貯める体制作り が必要になります。
チームのメンバーにはまだ伝えてませんが、
『毎年1本チーム用の良いバットを買う』
というのが個人的に持っている密かな目標です。
良いバット、今でいうとミズノのギガキング02を狙ってますが、
48,000円とめちゃくちゃ高いんですね(笑)

今年はヘルメットを買ってしまったのでそこまで高いものは買えませんが、
来年は繰り越して黒字経営にすれば、ギガキング02も夢ではありません。
今シーズン現在、30,000円ほどの黒字があります。
バットも買えなくはない金額が溜まってきたので、
近いうちに相談役に相談してみようかと思っています。
新しい野球道具って、何歳になっても
とても楽しい気分にさせてくれます。
そういう気持ちをメンバーに与えるために、
今後も黒字体制を貫きたいと思います。
投稿者 ryosuke hosaka

栃木県で小・中・高と野球漬けの毎日を送る。
横浜市に引っ越して野球から離れていたが、野球への思いが再燃し、横浜ビーコモランツに加入。
2019年、前チーム運営者が多忙により運営ができない、という事で、チームを引き継ぐ。
全力で楽しんで運営してます。
ポジションは投手・捕手・内野・外野