分子栄養学とは
分子栄養学とは、
体を分子レベルで考えた時に必要と考える栄養学です。
一般の栄養学では食事のバランスとカロリーを守ることを重要と考えがちですが、分子栄養学の場合は、その人の体(分子)が必要としている量の必須栄養素を摂ることを大切にしています。
そのため、世の中の推奨される栄養の量では、分子栄養学の世界では足りないことも多々あります。
世の中の一般常識に耳を傾けるのではなく、自分自身の体の声を聴く学問になりますので、個人の勉強が必要になります。
しかしその分、体が答えてくれるのもまた事実です。
分子栄養学の歴史
日本で言う「分子栄養学」とは故三石巌博士が提唱したものであると言われています。
三石氏は元々物理学教授だったのですが、自身の糖尿病による白内障の発症によって栄養学に足を踏み入れます。
医者には治らないと言われたのを分子栄養学を用いて自分で治す決意をしたそうです。
海外ではライナス・ポーリング博士のビタミンCの大量摂取やエイブラハム・ホッファー博士の精神疾患のビタミン療法が分子栄養学の祖先であるとも言われていますが、「分子栄養学」の名付け親は三石巌博士であったと言われています。
しかし三石氏もこの2人と関係があったようですので、影響を受けられたのかもしれませんね。
ポーリング氏は元々論文でビタミンCの大量摂取の有効性を訴えていました。
しかし、当時のアメリカの医学会は到底受け入れられるものではなかったようです。
そのような中、ホッファー氏はポーリング氏の論文に共感し、自身も研究に没頭して論文を出し続けたと言われています。
ポーリング氏は「分子矯正医学」、ホッファー氏は「分子整合精神医学」と、自身の学問に名付けたと言われています。
現在の日本ではこれらの学問も「分子栄養医学」と呼ばれることが多いです。
ポーリング氏もホッファー氏も、そして三石氏も、その国では十分な地位の持ち主でした。
それでも、医学の反対を恐れず我々に学問として残してくださったことは感謝すべきことです。
「分子栄養学」を学ばれるとわかりますが、とても奥が深い学問です。理論的な学問です。本気で取り組めば、奇跡のような結果が出ます。
そのような分子栄養学の理論を学んで作られたのがワンアップのサプリメントです。
分子栄養学の理論の一部をご紹介します
ビタミン・ミネラルはなぜ必要なのか?
その答えの1つに補酵素としての働きが挙げられます。
体内で必要に迫られて”A”という物質を”B”という物質に作り替えます。
この時に【酵素】と呼ばれるたんぱく質が必要になります。
そしてこの酵素を働かせるのに必要な【補酵素】が存在します。
これがビタミン・ミネラルになります。
ビタミン・ミネラルがないと酵素は働かない
↓
”A”を”B”に作り変えられない(必要なのに)
これがビタミン・ミネラルが必要な理由です。
補足すると体内の酵素・補酵素はそれぞれ働く場所が決まっています。
A→B では酵素a・補酵素1が働いても
B→C では働きません。違う酵素・補酵素が必要なのです。
このようにビタミン・ミネラルがなぜ必要なのかも
分子栄養学では初歩で学ぶことになります。