胃の調子が悪いという相談は良く受けます。
それだけ胃で悩んでいる人が多いのでしょう。
胃を良くしていくには正しい方法で、根気強く対策していく必要があります。
下の図は胃の構造です。
胃は内側から 粘膜 筋肉 という2層構造になっています。
(実際にはさらにその外に漿膜という透明の膜で包まれます)
また、粘膜の層にも 粘膜筋層 と呼ばれる筋肉が存在します。
胃の調子が悪い人は
①粘膜がボロボロ
②筋肉がペラペラ
の2つが考えられます。
このどちらかが悪くても、胃の不快感として現れる可能性があります。
3つの対策(栄養・食生活・精神)
栄養
なんといっても たんぱく質 が重要です。
粘膜も筋肉もたんぱく質で出来ています。
たんぱく質が不足すると、粘膜・筋肉は材料不足となって弱くなります。
他にも
粘膜の再生時に必要となる ビタミンA・亜鉛
胃の柔軟性に必要なコラーゲン作りに ビタミンC・鉄
これらの栄養素も必要です。
食生活
胃も筋肉なので、筋トレと同じです。
筋トレと同じで、適度な刺激 と 休養 が必要です。
食べるのは 胃の筋トレ になるのですね。
しっかり食べて、しっかり休ませる。
基本的な事ですが、大切なことです♪
精神
ストレスが多いと胃酸の分泌が増えます。
胃の粘膜のたんぱく質を 胃酸で溶かして、ストレスに備えるのです。
常にストレスが多い人は、
栄養をしっかり摂っても、胃酸で粘膜を溶かす 方が上回ってしまうのです。
難しいかもしれませんが、
ストレスは 溜めない環境を作るか、上手く発散しましょう。
注意点
胃の働きに たんぱく質の消化 があります。
胃を良くするために たんぱく質の摂取 を心がけると
胃の働きを増やすことになります。
慢性的なたんぱく不足を解決しようと たんぱく質を大量に摂取すると
弱っている胃の働きを増やし、負担を増やすことになります。
胃の調子が悪い人は 負担を一気に増やすのではなく、
少しずつたんぱく質を摂取するように心がけてください。
胃の調子が悪い人は
プロテインの摂取も苦しく感じることが多いようです。
プロテイン摂取ができるように、胃の調子を整えることを目標としましょう!