細胞の内と外を分けているのが細胞膜です。

細胞の膜は特徴的な構造と仕組みを持ちます。

 

細胞膜の役割の1つは 細胞の内と外とで物質のやりとり をすることです。

細胞に必要なものを取り込み、いらないものを排出するのは

細胞膜にある ポンプ・チャネル というたんぱく質となります。

 

 

 

体全体からの連絡を受けるものが 受容体(レセプター) となります。

受容体が連絡を受け取ると、各細胞はそれに必要な仕事をします。

 

 

 

 

細胞膜の主材料は リン脂質 と呼ばれる脂肪です。

細胞膜にはリン脂質が上下にずらーっと並んでいます。

その間に様々な種類のたんぱく質が間に挟まっている構造となっています。

 

 

 

ピンク色の毛のような 糖鎖 が生えています。

糖鎖が他の物質に触れることで、その物質を識別します。

体にとって害になると判断すれば

それ相応の対策を行うためのセンサーが 糖鎖 です。

 

  

 

 

これらについて1つずつ解説していきます。

 

 

 

 

ポンプ・チャネル

ポンプとチャネルは似たような働きをします。

今回はチャネルについてです。

 

細胞の中と外はイオンバランスの調節が必要です。

調整のためにイオンを出し入れするのが チャネル です。

 

 

ちなみにイオンとは、

元素 に 電子移動 が発生しているものを指します。

 

ここでいう元素とは、 

炭素(C) 水素(H) 酸素(O) 窒素(N) と ミネラル を指します。

 

また、イオンをチャネルで一気に入れ替えることで、

あえてイオンバランスを崩すことで、

電気を発生させることもできます。  

 

 

受容体(レセプター)

細胞への指令は

細胞に直接指令するもの と 細胞膜の受容体に指令を届けるもの 

の2つがあります。

 

直接指令するものは、脂溶性という油に溶ける性質のものです。

そうでないものは、受容体を介して細胞に指令を伝えます。

 

 

リン脂質

細胞膜の主成分は リン脂質 です。

分子構造上に リン酸 と 脂肪酸 を含むのでリン脂質。

そのままですね。

 

 

グリセリン、リン酸、コリン は 水溶性

飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸 は 脂溶性 という性質を持ちます。

 

 

不飽和脂肪酸には オメガ3 と オメガ6 の種類があり、

オメガ3 は炎症を抑える作用

オメガ6は炎症を発生させる作用 を持ちます。

  

 

必要に応じて細胞膜から不飽和脂肪酸を切り取り、

炎症を起こしたり、抑えたりします。

 

 

細胞の 内 も 外 も水で満ちてます。

水に脂溶性は反発します。 

 

なので、脂溶性の飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸は、

水と反発しあって自然と内側に向きます

上の図は私の何となくのイメージです。

ご理解の参考になればと思います(^^)

 

 

 

糖鎖

糖鎖は情報伝達に使われます。

情報を受け取るのも、情報を発信するのも 糖鎖の役割です。

 

糖鎖は糖が繋がってできます。

根っこの部分は  と たんぱく質 が合わさった 

糖タンパク質 で出来ています。

 

情報のやりとりをすることで細胞自身の現状を知り、対策を行うのです。

 

 

 

  

細胞膜にもこのように様々な役割を持ちます。

少し難しいと思いますが、

何度も読んで、理解を深めてください(^^♪