我々が一般的に知るキノコといえば、🍄
まつたけ・しいたけ・えのき・なめこ・しめじ・エリンギ・まいたけ・マッシュルーム…
たくさん挙げられます。
これらの健康に対してのイメージは
みなさんはどうお持ちでしょうか?
私は勉強するまできのこは
なんの栄養もない、水のようなもの だと思っていました(笑)
そもそも、なぜきのこが健康食品に使われるか、ご存じですか?
それは、きのこにはβグルカンと呼ばれる食物繊維が含まれているから!
というのが答えなのですが、
βグルカンは奥が深いので、もう少し説明が必要になります。
こちらがきのこ類のβグルカンの分子構造です。
βグルカンは広い意味での分類で、そこから細かく分類されます。
βグルカンの中でもきのこ類のβグルカンは特に免疫系に良いと言われています。
きのこ類のβグルカンは β-1.3 もしくは β-1.6 という構造を持っていて、この構造が良いと言われています。
β-1.3 とか β-1.6 って何でしょうか?
この構造をみてください。これはグルコース(ブドウ糖)の分子構造になります。
実はβグルカンの構造はこのグルコース同士がくっついて出来ています。
先ほどの図は3つのグルコースがくっついて出来ていたのです。(いろいろ省かれていたり、余計なものがあったりしますが、気にしないでください)
分子構造を書く時のルールとして、炭素は略して書く というものがあります。
グルコースの炭素を略さずに書くと、、、
こんな感じになります。
この追加された炭素には場所によってナンバーが付けられていて、
このようになります。
ここまで言うと察しの良い人は分かるかもしれませんが、
β-1.3 や β-1.6 の 1.3 とか 1.6 というのは、
この炭素の何番と何番が結合しているかの数字なのです!
このように、1.3 や 1.6 で結合されているβグルカンが特に免疫に有用性があると言われています。
んで、1.3 や 1.6 で結合されているβグルカンがきのこに多いというワケ。
難しいけど、何となく分かっていただけたでしょうか?
きのこは免疫を上げると思っていれば十分なのですけどね(笑)
忘れてはいけないのが、これらは免疫の刺激になるだけという事。
カラダ本来の免疫力を上げるというワケではないので、あまり過信しないように。
本来の免疫を上げるには、たんぱく質・ビタミンA、C、D、亜鉛、マグネシウム、オメガ3のEPA などが大切です。
これらをしっかり摂って、きのこも食べれば
鬼に金棒 という事です!
まずは基本の栄養素を決してお忘れなく。