DNAと言えば遺伝情報を持つことで有名です。
この遺伝情報とは何なんでしょうか?
遺伝情報はどのように使われるのでしょうか?
DNAは細胞の核にある 染色質 の一部として存在します。
DNAは 2重らせん構造 という構造を持つ ヒモのようなものです。
このDNAが ヒストン と呼ばれるたんぱく質に
ぐるぐる巻き付き、一本のヒモとなります。
この1本のヒモが 染色質 の一部になります。
この染色質がそれぞれの 細胞の核 に存在しているのです。
このDNAの持つ 遺伝情報 とは何なのでしょうか?
DNAの遺伝情報はどのように使われるのでしょうか?
DNAの持つ遺伝情報とは アミノ酸配列 を決める情報です。
下の図は DNAの遺伝情報の使われる流れです。
核に存在するDNA の情報は 核の外に持ち出せません。
なので、核小体にて DNA の情報をコピーした RNA を作り、
RNAを核の外の リボソーム に運びます。
リボソームは細胞内での たんぱく質合成の場 です。
たんぱく質合成の場であるリボソームに、遺伝情報を持つRNAを運ぶのです。
リボソームについたRNAの情報をもとに アミノ酸配列 を決めます。
アミノ酸は20種類存在します。
この20種類のアミノ酸が順番に並ぶことでたんぱく質となります。
アミノ酸の 並ぶ順番 や 種類 が変わると、別のたんぱく質になるのです。
ところで、人のからだの主な原料は何でしょうか?
体内で様々な物質に作り変える 酵素 の材料は何でしょうか?
答えは両方とも たんぱく質 です。
体の原料も、原料を作り変える酵素もたんぱく質。
体にとってたんぱく質がいかに重要かが分かると思います。
その場その場で必要なたんぱく質を選んで、アミノ酸配列の指令を出すのがDNAの情報なのです。
DNAが人を作る というのはこれらのことが理由です。
DNAが必要と決めたことを、体は従います。
そのために ビタミン・ミネラル が必要なのです。
DNAに従うことが、一番の健康の近道です。
DNAについて理解を深めるために、
何度もブログを読み直してください(^^♪