血液中の細胞は次の3つに分類されます。
赤血球 ・ 白血球 ・ 血小板
この3つにはそれぞれの役目があります。
赤血球
赤血球の役割は、酸素と二酸化炭素の運搬 です。
酸素は 各細胞内のミトコンドリア でエネルギーを作り出すときに使われます。
人はエネルギーが作れなければ即死します。
なので、酸素がないと死んでしまうのです。
赤血球は、ヘモグロビンが無数に集まって 成り立っています。
ヘモグロビンは タンパク質 と 鉄 から出来ています。
タンパク質や鉄 が足りないと赤血球が作れなくて 貧血 になります。
貧血になると、酸素運搬がスムーズ行かず、弱々しくなってしまいます。
白血球
白血球はたくさんの種類があります。
それぞれ、微妙に役割が違いますが、
それぞれが協力し合って、体にとっての異物の除去 を行います。
白血球は体の守り人です。
正常に白血球が作れないと、異物の除去 能力が低下し、
その結果 免疫力が落ちます。
血小板
血小板は 血を固めて止血する 働きを持ちます。
血小板が作れない病気になると、
内出血のようなアザが体のあちこちに残るようになります。
血液中の細胞の作られ方
血液中の細胞は 骨の中心部に存在する 骨髄 で作られます。
骨髄に存在する 骨髄幹細胞 がすべての血球のおおもとです。
骨髄幹細胞から様々な血球に分かれていきます。
このような事を 【分化】 と言います。
分化が正常にできないと、正常な血球が作れなくなり、
血球が正常な働きをしてくれなくなります。
分化には ビタミンA・亜鉛・たんぱく質 の栄養が必要です。
血球の働きは非常に重要です。
しっかり働かせることが大切です。
貧血や免疫低下など気になる人は何度も読んでください(*_*)