たんぱく質は体に1番必要な栄養素です。
プロテインの種類は
ホエイ・カゼイン・ソイ がメジャー所ですが、
稀に、エッグ・ヘンプ(麻)・フィッシュ・ピー(エンドウ豆)
最近では信じられませんが、
コオロギやスズメバチなどの昆虫プロテインも出てきているようです。
その中で、大豆たんぱく質について理解を深めていきましょう。
大豆のたんぱく質量
ご存じの通り、大豆は 【畑の肉】 と呼ばれています。
肉と並んでも遜色ないたんぱく質の量を含みます。
肉と違い、食物繊維が含まれるので、相乗的な期待もできます。
鉄も肉より多く含まれますが、
肉は吸収しやすいヘム鉄、大豆は吸収しにくい非ヘム鉄なので、一概には言えません。
非ヘム鉄は ビタミンC と摂取すると吸収がしやすくなりますのでおススメです。
大豆のアミノ酸比率
たんぱく質の良い悪いは、アミノ酸比率で決まります。
人が必要とするアミノ酸比率に近いほど、効率よくたんぱく質を使えます。
このような比率の良さを スコア で表します。
以前は厳しい基準の プロテインスコア というものが使用されていました。
現在は 基準がかなり甘くなって アミノ酸スコア が使用されています。
ちなみに、弊社では プロテインスコア でアミノ酸比率を考えるようにしています。
こちらが大豆の プロテインスコア です。
含硫アミノ酸(メチオニン)が 100 のラインまで行ってないですね。
もう少し頑張ってほしいところです。
メチオニンは他のたんぱく質中にも不足しがちです。
卵・豚肉・牛肉・鶏肉 のプロテインスコアです。
こうしてみると、卵は優秀ですね。
たんぱく質の質は アミノ酸比率で考えるようにした方が良いです。
大豆の成分【イソフラボン】
大豆イソフラボンは女性ホルモンに構造が似ているため、
大豆イソフラボンが女性ホルモンのような働きをすると言われます。
分子構造だけ見たのでは構造が似ているかイマイチよくわかりませんね。
大豆イソフラボンはエストロゲンのような作用をするという一方、
エストロゲンの分泌量を抑える作用をするという
両方の作用があることが分かっています。
そのため、大豆イソフラボンには
更年期症状の緩和・抗酸化・がん予防・糖尿病や生活習慣病の改善・美肌・血流改善・骨粗鬆症予防
などの働きが期待できます。
大豆の成分【β―コングリシニン】
β-コングリシニンと呼ばれる成分が大豆には含まれています。
このβ-コングリシニンは中性脂肪値を下げるという報告もあります。
メタボリックなどに使えないか、研究中だそうです。
その他の成分
大豆レシチン…総コレステロールを下げる、脳の材料、神経伝達物質の材料、血栓の予防 などに期待できます
オリゴ糖…善玉菌のエサとなり、腸内環境を変えます
サポニン…血中脂質を下げる、抗酸化などに期待できます。ガンの抑制などと言われることもあります。
その他にも、ビタミン・ミネラルなど、様々な成分が含まれます。
よく理解して飲んでいただけると◎です(^^)/